膠原病の症状をチェック | 膠原病症状ナビ

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膠原病にはどのような症状があるのでしょうか?

膠原病

膠原病には共通してみられる下記の症状があります。しかし、これから、説明する症状は膠原病だけではなくて、他の病気でも起こることがありますので気を付けて下さい。

 

同じ症状が出たからといって「膠原病にかかった」というわけではありません。

 

膠原病の場合は、症状は慢性に経過することが多く、週単位、月単位で続くのが一般的です。

 

膠原病に共通してみられる症状

 

 

微熱が長期間続く

風邪をひいたわけでもないのに、原因不明の微熱が続くというのは、膠原病に含まれる多くの病気に共通する症状です。

 

それでは、いったい体温が何度あれば微熱と言えるのでしょうか。

 

一般的には、わきの下で測定した場合には37.0〜37.9度を微熱としています。しかし、女性には生理的に体温が高まる時期があり、生理が来る前の約2週間に及ぶ高温相では超えるので、日常診断としては37.5〜37.9度を微熱と考えます。

 

また、体温には0.5度程度の日内変動があって、午前6時頃が最低体温で、午後4時くらいに最高体温となります。

 

したがって、定期的に体温を測る場合には、その計測する時間帯は一定にする必要があります。

 

体温はわきの下で測るのが一般的ですが、時には口の中や直腸でも測ります。口の中では約0.3度、直腸では約1.0度ほど高くなることも知っておきましょう。

 

膠原病の患者さんは微熱と同時に、「疲れやすい」、「体がだるい」などを訴えることが多くなります。しかし、微熱はあるものの、見た目には元気で重症には見えないのが普通です。

 

感染症の場合であれば、熱が出るとぐったりとしますし、しかも熱が続くといかにも重症だと感じます。膠原病の発熱は午前中に出ることが多いです。これに対して、細菌感染の場合は午後から夕方にかけて発熱するのが普通です。

 

膠原病では「寒気」を伴う事はありますが、「ふるえ」を伴う事はほとんどありません。これは、熱と共に「ふるえ」が出る細菌感染とは対照的な症状です。

 

しかし、膠原病でも稀に高い熱が出ることがあります。38.0度以上の原因不明の発熱が3週間以上持続する場合、医学的に「不明熱」と呼びます。

 

不明熱の3大原因は、感染症、悪性腫瘍、膠原病です。このため、膠原病と診断するためには、感染症と悪性腫瘍の疑いを取り除くことが必要です。

 

 

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食欲低下や体重が減少するく

膠原病が進行すると、食欲が低下して体重が減ることもあります。また、多くの場合、微熱も伴います。

 

お腹も痛くないのに、何となく食欲がわかない、体重が月に1.0キログラム以上も減り続けるなどといった症状が出たら要注意です。

 

ただし、他の病気の可能性もあります。感染症や悪性腫瘍はもちろんですが、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)などの内分泌系の病気や、自律神経失調症、神経性食思不振症などの神経系の病気などでも食欲低下や体重減少などの症状が現れます。

 

このような症状が出たときは、一人で悩まずに、まずはお医者さんに相談しましょう。

 

 

 

関節が腫れたり痛みを伴う

関節に関わる症状では関節痛、関節炎、腱鞘炎がありますが、いずれの膠原病にも共通する症状です。

 

膠原病では、患者さんはよく、「ふしぶしが痛い」と訴えます。膠原病がリウマチ性疾患に分類される理由でもあります。

 

関節痛は患者さんが訴える自覚症状なのですが、実際には痛みを起こしている箇所が関節以外の筋肉や腱だったりする場合もあります。

 

運動すると痛みだす場合と、じっとしていても痛む場合があります。

 

これに対して関節炎は、関節が痛むだけでなく、腫れるのが特徴です。急性期には関節が熱を持ち、赤く腫れあがることもあります。慢性期には、関節は腫れていても、熱をもあったり赤く腫れたりすることはありません。

 

膠原病では、この関節痛や関節炎が身体のあちこちにおこることが珍しくありません。

 

とくに関節リウマチの場合には、関節痛のみならず関節炎がおこり、その関節炎は多発性、左右対称であるのが特徴です。

 

またときに関節炎はあちこちに移るのも特徴です。

 

そして、患者さんは関節炎とともに「体のこわばり」を訴えます。この「こわばり」は朝の起き抜けに強いため、「朝のこわばり」とも呼ばれています。多発性で対称性の関節炎があり、しかも「朝のこわばり」があったらまず、関節リウマチを疑った方が良いです。
「手がこわばる」、「指が曲がりにくい」等の症状がある場合には、腱鞘炎がおこってる場合もあります。

 

賢とは骨に筋肉が付着する部分です。腱を包んでいるのが腱鞘ですが、ここの炎症がおこると腱鞘が腫れる為に、腱の動きがスムーズにいかなくなります。

 

このため、「指が曲がりにくい」、「強く曲げると、突然ぱちんと曲がる(ばね指)」などの症状がでます。

 

腱鞘炎がおこると、その部分の腱を押すと痛みがあったり、腫れたりしているのですぐに診断することが出来ます。

 

膠原病で腱鞘炎を最も起こしやすいのが手のひら、手首、ひじ等です。

 

 

 

筋肉が痛む

膠原病では筋肉が痛むことがあります。とくに、多発性筋炎・皮膚筋炎では、筋肉をつかむと痛みを訴えたり、筋肉を使うとある特定の部分に痛みを訴えることがあります。

 

また、高齢者に多いリウマチ性多発筋痛症では、全身の強いこわばりと筋肉の痛みを訴えて、動けなくなることすらあります。

 

筋肉の炎症が長期間続くと、筋肉の組織が壊れる為に筋力が低下していきます。多発性筋炎・皮膚筋炎では体幹に近い部分の筋肉が損傷するので、「布団が持ち上げにくい」とか「トイレでしゃがむと立ち上がりにくい」等の症状が出てきます。

 

 

 

発疹が出る

発疹は膠原病でよく見られる症状ですが、他の病気と違いかゆみが無いのが特徴です。

 

蕁麻疹、かぶれ、虫刺されなどでも発疹は出ますが、これらの場合は全てにおいて痒みを伴います。しかし、膠原病による発疹は痛くもかゆくもありません。

 

また、その発疹に触ってみると皮膚に根をはった硬さがあるのが特徴です。これを医学的には浸潤性の皮疹と呼びます。

 

ただし、膠原病の種類によっては発疹が出る場所や発疹の状態は変わってきます。

 

 

 

貧血がおこる

貧血とは、医学的には血液の中の赤血球や血色素が減少している状態をいいます。その場合には、結膜の色が白っぽくなってきます。目の下の皮を引っ張ってまぶたの内側の結膜を見てみるとわかります。

 

一般にいわれる脳貧血は、起立性低血圧のことです。立ち上がった時に血圧が低くなってめまいがしたり、あるいは倒れてしまう状態です。

 

これは必ずしも血液中の赤血球や血色素の量が少ないためにおこるものではなく、血圧が下がるために脳に行く血流が減少して起こるもので、貧血とは異なります。

 

貧血が続くと、「疲れやすい」、「だるい」、「運動をすると息が切れる」などの症状が現れます。

 

ただし、膠原病でみられる貧血はあまり強くないことが多く、単なる疲れや自律神経失調症と間違えられることが多いようです。

 

 

 

リンパ腺が腫れる

膠原病では、あごの下、首、わきの下、そけい部などのリンパ腺が腫れる場合があります。腫れに触ると、柔らかく、痛みが無いのが特徴です。腫れもあまり大きくありません。

 

これに対して感染症では、感染を受けたすぐそばのリンパ腺が大きく腫れ、しかも触ると痛みがあるのが特徴です。

 

また、悪性腫瘍の場合には、触っても痛みはありませんが、その腫れはごつごつして硬いという特徴があります。

 

 

 

レイノー現象が見られる

レイノー現象とは、指が突然白くなったり、紫色になったりする現象です。寒さや冷たさに反応して発作的に起こるのが特徴です。

 

指先や皮膚は寒くなれば血管が収縮し、暖かければ拡張するのが健康な状態です。

 

また、指先や皮膚の血流は自律神経によっても調節されているので、交感神経が緊張すると血管は収縮し、副交感神経が緊張すると拡張するのです。

 

膠原病患者の方には、この反応が強くおこります。ちょっとした温度の変化で血管がけいれんをおこし、収縮してしまいます。

 

ですから、レイノー現象は寒い日におこりやすいです。また、精神的ストレスでもおこります。

 

レイノー現象がよく見られるのは、強皮症と混合性結合組織病ですが、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの他の膠原病でも見られることがります。

 

レイノー現象は膠原病を発病した時の最初の症状として見られることが多いため、この症状が出たら早めに専門に相談することをおすすめします。


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